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中国ではニッチもでかい!
 昨日の日経MJに「アースミュージック&エコロジー」の中国直営一号店が好調に推移しているという話題が大きく取り上げられていたが、その中でなるほどと思ったのが以下の三点だ。
1)中国ではニッチもでかいマーケットになる。
 中国のヤングマーケットではモード系やセクシー系が主流で「ナチュカワ系」はマイナーに過ぎない(と認識している)。アースも中国では無名に近いが、ネットやファッション誌を通じて日本ファッションに憧れるニッチ層を掘り起こせば、人口が巨大な中国ではニッチがニッチでなくなる(クロスカンパニー石川康晴社長)。
2)中国版ツイッターの威力は絶大
 日本ではテレビCMで一気に知名度を高めたが中国では視聴率の高い全国放送のキー局が存在せず、広く普及している中国版ツイッター「微博(ウェイボ)」を通じて人気ファッションブロガーに発信してもらう方が効果的と考え、現地商業施設のイベントショーにブロガー達を招待して多いに発信してもらった。
3)アジア最大級デベを後ろ盾に
 キャピタランド社はシンガポール政府系投資会社が筆頭株主のアジア最大級の不動産/商業デベロッパー/フィナンシャルグループで、シンガポールの主要商業施設はもちろん、中国でも傘下のラッフルズシティが多数の商業施設を展開している。同社と優先出店契約を締結したという事は、日本でイオングループや三井不動産を後ろ盾にした以上のメリットがある。

 これら三点は現地の実情を正確に掴み、肝になる人脈を繋げたゆえと評価される。トップが上海に生活拠点を移した成果と言えるだろう。ちなみに、上海ラッフルズシティの「アースミュージック&エコロジー」はナチュラル感を抑えてキラキラ感を強調したモダンな店舗デザインで(一見、「セシルマクビー」みたい)、中国市場対応が強く意識されていた。
 2011/12/22 09:24  この記事のURL  /  コメント(0)

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小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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