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イトーヨーカ堂の捨てた技術
 昨日の日経MJに拠ると、イトーヨーカ堂は集約処分店(値引き品がよく売れる店)への店間移動を20年振り?に復活させて値下げロスを三割も削減出来たとか。衣料専門店チェーンなら大なり小なり何処でもやってる当たり前の在庫運用で、イトーヨーカ堂衣料部門も80年代まではカセット再編集と店間移動を組み合わせて高い消化率を実現し、量販店業界の稼ぎ頭を誇っていた。それが鈴木敏文氏が社長になって以降、行革の嵐が吹き荒れ、売れ筋への絞り込みとPOS依存の現場軽視で在庫運用技術が散逸し、売れない儲からないお荷物部門に転落して行ったのだ。
 墜ちるところまで墜ち切った今、イトーヨーカ堂衣料部門はようやく失った在庫運用技術体系の価値に気付いて復古に手を付け始めた訳だが、遅きに失した感は否めない。80年代の栄光を築き上げた素晴らしい技術体系を何故、捨てたのか。当時の経営陣の現場軽視が悔やまれる。捨てた技術と人材を拾ってくれた韓国のEマート(サムスンから分離した新世界系)に頭を下げて教えを請うてはどうか!!
※イトーヨーカ堂衣料部門最盛期の在庫運用体系はもちろんグローバルSPA各社の最新在庫運用体系まで当社の『ロジスティクスVMDゼミ』で学ぶ事が出来る。次回の開催は来年四月中旬を予定しているので、ご興味ある方は当社ホームページで開催告知を確認して頂きたい。
 2011/12/01 09:14  この記事のURL  /  コメント(0)

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小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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