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7%になりました
 久しぶりに新宿某百貨店で買い物をしたら割引率が7%に落ちていました。春までは10%だったのに、7月からの年度更新で7%に格下げされたのでしょう。夏の間は軽井沢のアウトレットばかりで都心の百貨店に行く事もなかったので、まったく気付きませんでした。何せ、新宿某百貨店からはルン妻ご愛顧のドルチェ&ガッバーナが逃げ出すわ子息ご愛顧のY−3も靴売場から消えるわ、私が買いたいブランドの品揃えは皆、去年の残り物のようなコンサバ商品ばかりと、買うに買えない状況でしたからやむを得ないでしょう。
 それにしても、新宿某百貨店からはどうして人気ブランドが逃げ出すのでしょうか。まず、販売効率を追うあまりブランドを詰め込み過ぎてひとつひとつのブランドの品揃えが薄く、入門時はともかく慣れて来ればブランドの直営店に客が流れてしまう。下手に編集するせいかブランドの顔が見え辛く品揃えも限定され、欲しい商品が見つけ難い。要は百貨店側の思い込みの編集でブランドの魅力が削がれてしまい、顧客が欲求不満になってブランドの直営店に流れてしまう悪循環でブランドの撤退が止まらないという事なのだろう。新宿ではある程度ブランドを引き止められても大阪ではライバル百貨店の締め付けもあって悉く人気ブランドに逃げられたという結果を見ても、某百貨店のブランドの詰め込みと編集志向が壁に当たっているのは明らかだ。
 それでも百貨店側は自分の編集力を過信しているから、ブランド側の意向を圧殺して退店に至ってしまうケースが出て来る。それで迷惑するのはブランドの顧客で、直営店に流れるしかない。直営店はインショップに較べて品揃えが豊富でブランドの世界が徹底表現されているが、立地が不便で百貨店のような割引もない。どっちが良いかは顧客が決める事だが、百貨店が人気ブランドを結果的に追い出す風潮は迷惑な話だ。
 2011/10/24 09:13  この記事のURL  /  コメント(0)

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小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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