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アリオ北砂は酷かった
 イトーヨーカドーが鳴り物入りで打ち上げた戦略PB「good day」の売場展開を検証すべく、日曜の午後、アリオ北砂を訪れたが、散々なテナントのブーイングを尻目に家族連れなどで結構賑わっていた。とは言え、来店客が売上に結びついていないのか平日は空々なのか、既に5区画が空いており、催事営業っぽい区画も幾つか散見された。10年6月4日に119区画の専門店で開業して16ヶ月ほどで5区画が空くというのは余程、テナントミックスやレイアウトに欠陥があったと推察される。
 実際、モールを歩いてみると、イトーヨーカドーや系列の大型専門店が不自然に大きく張り出してモールを途切れさせ、イトーヨーカドー側のモールは片肺飛行になって客流が途切れている。専門店の構成を見ても、類似したナチュラルカジュアル店が4店も重複したり、そっくりなファンシー雑貨店が隣同士に並んだりする一方、キレイ目系OL〜ミッシー向けブティックは一店も無いし、業種の欠落もひとつやふたつではない。イトーヨーカドーと系列大型店がいいとこ取りして、それと重ならない業種やタイプのテナントを短いモールにはめ込んだ、というのが実感だ。これでは業種業態やテイストのバラエティが揃わず、売れるモールになる訳がない。
 アリオで本格的なモールビジネスに進出と打ち上げても、テナント構成やレイアウトのやり方は箱形GMSと大差なく、専業デベとは技術的にももちろん、心がけが大きく違っている。アリオ北砂を見る限り(他のアリオも大同小異だが)、イトーヨーカドー(モールエスシー開発)はSCデベロッパーとして疑問符を否めない。ちなみに今月のSPAC研究会で発表するテナント企業によるデベロッパー評価ランキングでは26社中20位で前年の15位から大幅にランクダウンしており、イオンリテールはもちろんイズミやフジ、ユニーより評価が低い。テナントさんに信頼されるデベになるべく大いに反省してもらいたいものだ。
 2011/09/27 09:13  この記事のURL  /  コメント(0)

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小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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