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サプライズがなかったルミネ有楽町店
 昨日、ルミネ有楽町店のテナント構成が発表されたが、先立って公表されていた「ロンハーマン」と尾道発のセレクトショップ「パリゴ」を除いては目立ったサプライズはなかった。
 本館B1と別館B1〜1Fの食品・雑貨は新たな試みだが、本館1F〜4Fの衣料・服飾関連は手持ちの駒で手堅く構成しており、5Fはルミネエストっぽいグラマラスカジュアルでまとめている。生活雑貨やコスメなどの6Fはともかく、何故か「無印良品」(すぐ近くのインフォス有楽町に二層の大型店があってリニューアルしたばかり)も入る生活雑貨や文化雑貨の7Fはやや散漫で下層階との繋がりも無理があるように思うが、総じてサプライズのない手堅い構成だ。ただし、別館の2〜4Fはフロア毎に大型セレクトショップを配しているが、これは06年9月リモデル前の西武百貨店と大差ない構成で、「ユナイテッドアローズ」「トゥモローランド」など紆余曲折の果てに元に戻る事になる。本館との繋がりの苦しい別館の構成としては必然の帰着かも知れないが、当時の苦戦を知るものには芸のない選択に見える。
 むしろ別館は06年9月リモデルの延長上に下層階は「ナチュラルコスメ&ヒーリングと関連サービス」、上層階は「生活雑貨・文化雑貨と関連サービス」でまとめ、本館は6〜7Fまで衣料・服飾関連を伸ばして「1〜4Fをルミネ/5〜7Fをルミネエスト」とした方がライバル施設を凌駕するファッション関連集積を訴求出来たのではないか。1〜4Fの構成は大人っぽくまとまり過ぎで、ルミネエスト的大衆OL対応が5Fのグラマラスカジュアルだけではマスのスウィート〜レトロガーリー系とトレンドミックス/モードミックス系が欠落してしまうから6Fを当て、7Fは地域に欠落しているトラッドミックス〜ナチュラルカジュアル〜フェミニンミックス系OLに対応するのがベストではなかったか。このままではプランタンなど生殺しのまま放置される事になりかねない。
 OL対応では最先端のルミネさんに外野が意見するのは憚られるが、テナント配置を見る限りでは商業的にベストの構成とは思えなかった。10月27日のプレス内覧会でじっくり検分し、真意を確かめる事に致しましょう。
 2011/09/15 15:44  この記事のURL  /  コメント(0)

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小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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