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F1層狙いブランドは大ピンボケ
 最近の新ブランド紹介で「F1層狙い」という言葉をよく耳にするが、この手合いのブランドは何処かピントが暈けた大味なものが多い。
 そもそも「F1層」とは広告業界や視聴率調査業界で『20〜34才の女性』とバクッと捉えるもので、もそっとデリケートなファッション業界では粗きに過ぎる分類だ。この枠内にはヤングOL/お姉さんOL/トランスキャリアと三世代が含まれるし、それぞれに体型もデリケートに異なる。テイスト分類ともなればOLだけでもトラッドミックス/ナチュラルミックス/フェミニンミックス/フェミニンモード/フェミニンエレガンス/キュートエレガンス/エレガンスモード/スタイリッシュモード/トレンドミックス/グラマラスモード/モードミックス/ユーロモードが最低限の大分類だし、個々のブランドのキャラはこれらに、ちょっとレトロがかってるとかヴィンテージ入ってるとか、ストリート感があるとかバナル入ってるとか、ミックス感が強いとか弱いとか、いくらでもデリケートに細分化されていく。それが良いかどうかはともかく、そんなにデリケートな違いがあるものを「F1層狙い」とひとまとめに言い切る感覚は安手のケータイ以下で(最近のケータイのカメラは1000万画素もあって馬鹿に出来ませんが)、ファッション業界とは馴染まないと思うのです。
 「F1層狙い」と聞いただけで広告代理店任せでピントが暈けた大手の大味ブランドというイメージが焼き付いてしまうのは私だけでしょうか。他にも女性はF2とかF3とか、男性もM1/M2/M3とか粗々に分類されていますが、される側もむかついてしまうのでは。百害あって一理ない粗い分類ですから、デリケートなファッション業界人はもう使うのを止めましょうネ。
 2011/09/14 09:04  この記事のURL  /  コメント(0)

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小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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