« 前へ | Main | 次へ »
こんなに店作ってどうなるの
 先週は木曜日に町田東急ツインズの取材があり、今週も火曜日に浦和パルコ、水曜日にマルイ有楽町店を取材します。町田東急ツインズは東急百貨店町田店をテナントビルに改装したもので、ファッションビルとしては大型ですが中身は郊外SCの要素も強く、はっきり言ってナンダカよく解らなかった。「団塊ジュニアカップルのカジュアルファッション」がテーマだそうだけど、町田の他ビルにハマらないテナントを寄せ集めたというのが実感です。
 しばらく続いた浮かれ消費にも世界的な景気後退や住民税大増税などの冷水が浴びせられ、9月の売上は惨澹たるものでした。涼しくなった10月は回復するにしても、年末商戦は苦戦が避けられそうもありません。世の中、洋服なんか買う浮かれ気分じゃないのに、こんなに続々と店作っていったいどうなるの。開店景気が一巡すれば木枯らしが吹き込む事になるのでは。
 今月末のSPAC研究会では、05年来、大量に開発した新ブランド/業態の総点検をします。来週からその準備で真っ青ものの忙しさになりそう。ちなみにこの間の新ブランド/業態の離陸率はほんの数%。「gu」のように50店も作って予算比3掛け、某百貨店ブランドのように30店近く作ったのにブランド廃止になりそう、といった酷いケースが幾つもあります。『溝に金を捨てる』という諺がありますが、まさにそれを演じたケースが山程あるのです。そんな調査をしていると、最近の商業施設の乱開発とテナントの大量出店を冷ややかな目で見てしまうのも仕方ないでしょう。ちなみに、優良企業が揃ったSPACメンバーでも過去15年間の退店率は61%。10店出して4店しか残らないという結果です。旧借家契約下でもこんな実情ですから、定期借家契約が主流となったこれからは10店出して1店残るかどうかという時代になるのでしょう。
 2007/10/09 11:15  この記事のURL  /  コメント(0)

コメントする
名前:
Email:
URL:
クッキーに保存
小文字 太字 斜体 下線 取り消し線 左寄せ 中央揃え 右寄せ テキストカラー リンク


コメント


« 前へ | Main | 次へ »


ブログ内検索
Web 検索
プロフィール
小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

リンク集
更新順ブログ一覧
最新記事

http://apalog.com/kojima/index1_0.rdf
QRコード
アパレル業界の情報満載の「アパレル携帯版」
右のQRコードで読み取ってアクセスしてください。こちらからも自分の携帯URLを送れます。 QRコード
月別アーカイブ