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ミニバブル崩壊が始まりました!
 体調を気遣いながら少しづつアクセルを踏み込むように仕事をこなした先週。某大手アパレルのブランド・ポジション分析(何せ十幾つもあるから手間取る)や今週の二つの講演の準備、11月開催セミナーの構成企画などの間に、某外資ブランドの来SS期MD展開設計や幾つかのVMDクリニックをこなし三連休に逃げ込みました。
 世界的な好景気も米国住宅バブルの崩壊から陰りはじめ、円安外需依存で走って来た国内景気にも息切れの兆しが見えだした夏休み明け。企業景気がほとんど勤労者所得に及ばないまま、ミニバブルは明らかにハジケ始めました。ゴールドマンサックスによるティファニー銀座ビルの超高値買収を最後に、バブリ続けていた不動産価格が下落に転じたのです。折り込みチラシでも値下げ物件が目立ち始めるなど、潮目の反転がはっきり感じられます。値上がりを期待して高値掴みした不動産ファンドなど、市場価格が急落しています。また、失われた十年を繰り返す事になるのでしょうか。
 冷却が目立つのはアパレル消費も同様で、何年も絶好調で来た有力企業さえ急減速しているのには風向きの変化をはっきり感じます。ここ数年、若者人口が急減する中を販売員不足を押し切って大量出店してきたツケが回って来たのでしょう。販売員さえ足らないのに、そんなに店作ってどうするの。百貨店のOL市場はもうお終いで、急増したファッションビルや駅ビルにもやがて秋風が吹きだすのかも。大人市場は人口減さえないもののモードやブランドへの関心が急速に薄れ、背伸びしてファッションを追うより等身大の自分流ライフスタイルに関心が移っています。「モードな服とかブランドなどどうでもいい」というのが大人の本音なのかも。妻宛に大量に送られて来る百貨店やブランドショップのカタログやDMが目も通されないまま捨てられているのを見るにつけ、ひとつの時代の終わりをはっきり感じます。
 2007/09/18 09:54  この記事のURL  /  コメント(0)

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小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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