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首都放棄
 小松左京の「日本沈没」からかわぐちかいじの「太陽の黙示録」まで、大震災によって日本が壊滅し国民が流浪するカタルシス劇はSFの中だけだと思っていたが、東日本大震災で東北の太平洋岸が壊滅し福島原発からプルトニウムが漏れ出すに及んで、東日本崩壊と東京の放棄が現実味を帯びて来た。既に米軍の主力は横須賀から撤退したし、プルトニウム拡散となれば関東圏永久放棄(プルトニウムの半減期は2万4000年)もあり得ない事ではなくなる。関東圏放棄となれば経済的損失は韓国の南北分断を上回り、日本は世界の僻地へ転落してしまう。
 首都の維持と東北復興の費用負担を東京政府がお上目線で押し付ければ、西日本は名古屋、大阪を軸に西日本政府の樹立に動き、東日本は兵糧を断たれて孤立しかねない。そこに中国や米国が干渉して来れば、まさしく「太陽の黙示録」の世界になってしまう。少なくとも東京は「アキラ」の世界と化してしまうだろう。
 この状況で東京に投資しようという企業は皆無だろう。私の周りでも関西や中京への本社移転を急ぐ企業や移住を検討する個人が急増している。とは言え、関西さえ日本海側に美浜、高浜、大飯、敦賀、4か所/13基の原発群を抱えてリスクを否めない。何せ、日本には17か所55基もの原発がひしめいているのだから、安全な地域など存在しない。放射能が怖ければ国外脱出しかないだろう。
 2011/03/28 09:06  この記事のURL  /  コメント(0)

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小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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