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もっと自然体で
 シークレットセールからバーゲンまでDMが山のように届いていましたが、結局は何処にも顔を出さず、週末は軽井沢に行ってばかり。モードを追う気分にはなれず、心と身体に気分のいい事をしたいだけ。マーケットの心がリゾートを彷徨っている時に秋のモードだトレンドだと騒がれてもうざいだけです。ファッション業界って、マーケットとは乖離した思い込みで動いているのかも知れません。
 先月のSPAC研究会では店舗スタッフの危機的不足情況を改めて実感させられましたが、20代以下の若い人たちが急減少しているのが根本的な背景です(地区別の不足率は同若年労働者有効求人倍率とまったくスライドしている)。にもかかわらず、若向けのファッション店をどんどん増やしている事に無理があるのでは。お客様も販売員も急減する中、なんで店だけ増やすのでしょうか。
 人口が急増している老齢層向けのお店をもっと増やした方が自然ですが、幾つかのチャレンジが手酷く失敗した事もあってファッション業界の動きは遅々として進んでいません。米国ではロハスなベビーブーマー(日本の団塊世代に近いがもっと年齢に巾がある)を狙った新業態開発が盛んで既存業態のお店も急増しているというのに、どうしてでしょうね。“SOMA”なんて500店舗が確実とまで言われています。日本でも“ハブ・ア・ナイストリップ”など伸びている業態も一部にあり、明らかにマーケットは盛り上がりつつありますが、おじさん/おばさんたちは心と身体に気分のいいライフスタイル志向が強く、ファッション業界が考えるモードな視点にはまったく興味がないようです。ファッション業界ももう少し顧客目線に立ち、マーケットの本音ニーズに対応した方が良いのではないでしょうか。自然体なら何もかも上手く行くものです。


07年1月期末で588店まで急成長した白人マダム好みミセスカジュアルSPAの「Chico’s」が04年8月に1号店を開設した、ミセス向けランジェリー&アクティブウェア(ヨギー系)とカジュアルの「SOMA」。1月末で52店に達し、500店の目標も確実視されている。
 2007/07/09 10:51  この記事のURL  /  コメント(0)

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小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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