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エスプローズは見かけ倒しでした
 アリオ橋本を一周したついでにイトーヨーカ堂の新衣料PB群を覗いてみました。「ギャローリア」と「L&B」はもう他のSCで何回も見ていたのですが、ウォルマートも組んでる香港の高名な大手商社 利豊(リーフォン)と取り組んだという「エスプローズ」を是非とも見たかったのです。
 クロスプラスと組んだ「ギャローリア」と「L&B」は従来のIY婦人服の延長上でエレガントな質感があり、やや若返ったかなという印象。売場も平場そのもので新しさというインパクトはないものの、デザインと品質には安心感がありました。それに対して「エスプローズ」は目立つ店舗環境とVMDで平場から突出しており、玄人ならずとも興味を惹かれるでしょう。カラーストーリーを組んで上手に陳列されているので、ちょっと目には良く見えましたが、手に取ってパターンや素材、縫製仕上げを見ると、貪引きしてしまいました。価格はユニクロ程度でナチュラルなデザイン性もあるのですが、なにせ素材が薄っぺらくパターンも大味なのです。IYの品質感に慣れたお客さんには到底、受け入れがたいのではないでしょうか。これがグローバル感覚というのなら、残念と言うしかありません。
 どんなに一流の商社と組んでも、どんなに一流のクリエイターを起用しても、顧客を見据えて組織ぐるみでリアルマインドに徹しない限り、いい商品は出来ません。イトーヨーカ堂にせよイオンにせよ、リアルマインドを欠いたPB開発が成果を得る事はないでしょう。
 2010/09/30 08:54  この記事のURL  /  コメント(0)

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小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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