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ビームスが香港、中国に進出
 一昨日の日経に拠れば、セレクトショップのビームスが今秋、香港に進出し、その後に上海などの中国大都市に10〜20店舗を布陣していくとか。香港では「i.t」「I.T」などのセレクトショップやオリジナルのSPA業態を展開するアイ・ティー社(香港市場上場)がフランチャイジーとなって運営するそうです。アイ・ティー社は「アースミュージック&エコロジー」「ラブボート」「ア・ベイシング・エイプ」「ビームスボーイ」など日本ブランドのFC展開で実績があり、中国にも進出していますから、中国展開も同社との合弁かFCになるのでしょう。ユナイテッドアローズは現在、進出を検討中だそうですが、まだ具体的にはなっておらず、シップスは検討もしていないそうです。
 アイ・ティー社の多店化実績を見る限り(セレクトショップ16店舗を含む174店舗)、香港市場は既にセレクトショップが受け入れられる成熟段階に在るのでしょうが、成長途上でブランド志向の強い中国大都市市場がセレクトショップを受け入れる段階かと言えば疑問が残ります。キャラのはっきりしたブランドらしいブランドが求められ、これ見よがしにLVのバッグを持ち歩く人が溢れる(半分以上が偽物と言われるが)今の中国大都市市場は、パリのLVに日本人観光客が殺到し百貨店では欧米ライセンスブランドが主役だった70年代の感覚で(大阪万博は70年だった)、セレクトショップが台頭した90年代とは相当な乖離を感じます。日本と同様な進化を辿るなら、DCブランドブームとインポートブランドブームを経てストリートカジュアルが興隆した後、セレクトショップが台頭するプロセスを踏むはずで、ドッグイヤー的に進化が加速する中国市場と言えども、まだ5〜6年は先になるのではないでしょうか。時期尚早と言うべきで、ユナイテッドアローズさんもシップスさんも焦んなくていいですよ!
 2010/07/27 09:04  この記事のURL  /  コメント(0)

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小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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