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ファーストリテイリングは06年に出資して07年に完全子会社化したキャビンの婦人服専門店事業から撤退し、来春を目処に全198店をグループ内の他ブランドに転換するか閉鎖するそうです。300億円もかけて買収し、柳井さんが自ら乗り込んで幹部全員を面接査定してユニクロ流を強要し、結果として多くを退職に追い込んだ流転の悲劇を振り返れば、『上手くいかなかったから止めます』では済まされないと思うのは私だけでしょうか。 「アンラシーネ」も「e.a.p」もキャビンらしいナチュラルマインドな良いブランドで顧客もついていたのに、素材も生産背景も強引にユニクロ化して平板な量販商品にしてしまい、顧客が離れてダメになってしまいました。顧客もスタッフも無視して企業文化もブランドも破壊した柳井さんの無神経さは、玩具を乱暴に弄って壊してしまう子供のようですネ。 私の会社にも取引先にもキャビンを辞めた人たちが何人も流れ込み、そして多くは再び流転していきました。平明前オーナーの下で平和に働いていた彼ら彼女らの多くは環境の激変に適応しきれず退職し、未だ安住の地を見つけられないで苦悩している人も多いと聞きます。平明前オーナーとは私が大学生だった頃からの付き合いで(まだ東京カジュアルウェアという社名でした)、和気あいあいとした社風は心地よいものでしたから、シビアな柳井流マネジメントに耐えられない人が多かったのでしょう。 それほどの悲劇を引き起こして結果、成功したならともかく、子供が壊した玩具を捨てるように放り出すなど、社会通念上、許されるとは到底思えません。ファーストリテイリングは買収した国内企業のいずれも再建できないままですから、柳井さんは名経営者という称号を返上すべきでしょう。 |






