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世界最大のSPA企業はどこ?
 米国ギャップ社が世界最大のSPA企業の座に返り咲きました。とは言ってもユーロ危機による為替のマジックで、ギャップ社の売上が急に伸びた訳ではありません。
 ギャップ社の売上は05年1月期の162億7000万ドルをピークに減少し続けて09年1月期には145億3000万ドルまで落ち、同期のインディテックス社の104億1000万ユーロ(当時のレートで147億3000万ドル)に抜かれ、10年1月期には142億ドルに落ちて09年11月期のH&M社の1013億9000万クローネ(直近のレートで1兆1760億円)に皮一枚まで迫られ、来期は3位転落が避けられない情況でした。それが5月来のユーロ危機で為替レートが激変し、直近の円換算レートではギャップ社1兆2780億円(1ドル=90円)、インディテックス社1兆2192億円(1ユ−ロ=110円)、H&M社1兆1761億円(1クロ−ネ=11.6円)とトップに返り咲いてしまったのです。
 ギャップ社の10年第1四半期売上は6%増と回復傾向にありますが、H&M社は同.6.6%増、インディテックス社は同14%増でしたから、来期の実質順位はインディテックス社、H&M社、ギャップ社となるのは間違いありません。為替レートがよほど変動しない限り、ドル換算でも円換算でもこの順位は動かないと思われます。
 最大の成長市場たる中国でも、インディテックス社は06年に進出して10年1月末で44店舗、H&M社は07年に進出して10年2月末で27店舗と順調に拡大しているのに対し、ギャップ社はようやく今秋に第1号店を上海に出すという段階ですから、出遅れは否めませんネ。02年に進出したユニクロなんて、10年8月期末には56店舗(他香港に13店舗)になるそうですよ。来期の3位転落は確実で、先ではファーストリテイリング社にも抜かれるのかも・・・・
 2010/06/25 09:55  この記事のURL  /  コメント(0)

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小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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