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「D&G」が日本撤退
 今朝の日経はドルチェ&ガッバーナが日本事業を縮小すると報じていました。若向けで手頃な「D&G」は単価が低くて人件費に見合わないとして、全18店舗を来年一月末で閉鎖して販売を終了するそうです。その分、経営資源を中国などの成長市場に集中するとしています。日本国内売上約100億円の内、「D&G」は30億円を占めるに過ぎず、主力はファーストラインの「ドルチェ&ガッバーナ」ですから、そんな選択もあるのでしょう。高級消費低迷という昨今の情況下では、逆に手頃なセカンドラインを拡大する方が順当な選択かも知れません。
 ドルチェ&ガッバーナは日本市場の販売戦略に極めて慎重で、品揃えが十分に出来ないとして昨年、伊勢丹本店から撤退しています(歩率で揉めたとも聞きます)。伊勢丹本店の「ドルガバ」を愛顧していたルン妻にはショックだったようですが、今回の「D&G」撤退の報にも、やがて「ドルガバ」も日本から撤退するのかしらと心配していました。
 何年か先にはエッジの効いたラグジュアリーブランドが少なからず日本市場から撤退してしまい、SEOULや上海に買い出しに行く日が来るのかも知れません。日本の消費文明が衰退し続けラグジュアリーブランドもどんどん撤退して行けば、トーキョーはアジアのファッションキャピタルの地位を失って辺境の都市に転落してしまいます(モーターショーやテキスタイル展ではもう辺境都市に堕ちてしまいましたが・・・・)。そんな事にならないよう、お金にゆとりのある方は『等身大』なんて言わないで頑張って買ってあげましょうネ。株で損するよりは気前よく散財した方が気分もいいでしょう!
 2010/05/28 09:09  この記事のURL  /  コメント(0)

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プロフィール
小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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