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価格破壊は止まらない
 月例の定点観測で「フォーエバー21」の店頭を一巡していると水着売場が大きくなっていましたが、その価格には改めて驚かされます。ブラとショーツでほぼ2000円という価格は、これまでの国内ブランドの常識であった9800円という価格ラインの半分どころか4分の1に過ぎません。パラパラという展開だった時はそれほどインパクトを感じなかったのですが、壁面いっぱいに並ぶとさすがに価格破壊パワーが実感されます。法外な価格の水着を並べる百貨店や専門店はいったいどうなるのでしょうか。
 価格破壊は水着に留まらず下着にも波及しています。これまで「チュチュアンナ」さんのブラ&ショーツで1900円という価格を劇安だと思っていたのに、「ジーユー」はブラ790円、ショーツ290円という超がつく劇安価格で売り出すとか。‘990円ジーンズ’の時みたいに価格破壊競争になって、そのうち‘ショーツ100円戦争’なんて事態になってしまうのかも。109系セクシーランジェリー御三家なんて、もう法外価格になってしまいましたネ。
 靴の世界でも「東京靴流通センター」のチヨダが‘990円靴’を大々的に売り出しており、たいして安くもなく品質神話も未確立の「ユニクロシューズ」なんて影が薄くなってしまいました。
 ようやく景気も底を打ってデフレも一巡したかのような錯覚があるようですが、消費者の感性退化と生産地のさらなる途上国移転が続く限り、価格破壊は止まる所を知りません。「ユニクロ」や「ジーユー」さえさらなる価格破壊に脅かされる事態に至るのでしょうか。喉元過ぎれば・・・・という訳には行かないようですネ。
 2010/05/19 09:23  この記事のURL  /  コメント(0)

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プロフィール
小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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