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古い店には巨額の埋蔵金が眠る
 長らく業績が低迷する専門店チェーンの再生策に取り組む機会が時折ありますが、既にリストラで絞り切られて逆さにしても資金が出ない状況かと思いきや、意外な埋蔵金がざくざく出て来て吃驚する事があります。先のない不採算店舗を撤退リストに入れてシミュレーションすると、長期低迷の専門店チェーンには店舗年令の古い店が多いため、除却損がまったく出ないばかりか巨額の保証金が戻って来るのです。
 今日でこそ敷金と同質化して基本家賃の10ヶ月分という相場が定着していますから坪当たり20〜50万円で済む保証金ですが、90年代までは坪当たり百数十万円が当たり前だったのです(人気の駅ビルなんて坪300万円なんてケースもありましたネ)。そんな馬鹿なとお思いでしょうが、バブル期までは郊外SCでさえ「建設協力金」というのがあって、何だかんだと坪百万円近く積んだものなのですよ。ゴルフ会員権の感覚と言えば良いのでしょうか。
 古い店を撤退すると巨額の埋蔵金が戻って来ますから、黒字店舗でも衰退が著しいなら埋蔵金目当てに撤退するのも選択肢でしょう。中にはゴルフ会員権同様、『返す金が無い』と開き直るデベもあるそうですから、過払い金利同様、早めに回収する方がお利口だと思いますよ。
 2010/05/18 09:11  この記事のURL  /  コメント(0)

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小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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