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百貨店の跡は‘ボリュームゾーンビル’になる
 百貨店の閉店がようやく加速しています。昨年は三越の武蔵村山店、名取店、池袋店、鹿児島店、そごうの心斎橋本店が閉まり、今年に入っては丸井今井の室蘭店(1月20日)、松坂屋の岡崎店(1月末)、伊勢丹の吉祥寺店(3月14日)、大和の長岡店と上越店(4月末)、新潟店と小松店(6月末)に加え、西武の有楽町店も12月25日で閉まります。そごう・西武は他にも呉店や沼津店、西神店も閉めるそうです。昨年は9店舗が閉店して百貨店は271店まで減りましたが、今年は何店閉まるのでしょうか。
 ピークの99年には311店もあった百貨店ですが、売上不振で閉店に追い込まれる店舗が相次ぎ、10年間で40店舗も?減ってしまいました。二桁の売上減少減が2周目に入っても続く現状では採算割れ店舗は100店に迫るはずで、毎年1ダース以上の閉店が続いてもおかしくありません。百貨店が200店を割り込むのも時間の問題でしょう。
 気になるのは閉店跡の使い方ですが、ファッションビル化しようにも地方都市ではテナント集めも難しく、西武の札幌店や丸井今井の旭川店のように空きビルのまま放置されているケースも少なくありません。大都市ではファッションビル化が定石のようですが、既にパルコや109が出ている都市では新たなテナント群が見い出し難く、グローバル平準化のデフレが続く中、‘ボリュームゾーンビル’になるケースが増えると思われます。
 ‘ボリュームゾーンビル’はユニクロやファストSPAの大型店を軸に低価格ファッション店を結集するタイプ、家電量販店を軸にイケアやニトリ、無印良品など生活関連の低価格大型店を結集するタイプのふたつが考えられますが、ファーストリテイリングの「ミーナ」など前者の典型でしょう。H&Mやフォーエバー21が急速多店化するこれから、百貨店跡は続々と‘ボリュームゾーンビル’になっていくのでしょう。銀座がラグジュアリーブランドの街からお手軽SPAの街に変貌して華を失って行ったように、地方大都市の多くも量販化して殺伐とした街になっていくのでしょうか。グローバル平準化って悲しい現実ですネ・・・・
 2010/01/28 09:06  この記事のURL  /  コメント(1)

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コメント

呉そごうと沼津西武の閉店が決まったことは残念です。呉そごうは1990年3月18日に開業して以来23年間愛されている店舗です。呉そごうのエレベーターのドアはダリアではなくカモメの金のドアです。出入り口のドアはダリアではなくそごうの文字とマークしかありません。呉そごう以外のエレベーターでカモメのドアは横浜そごうです。呉そごうのエレベーターは三菱製で呉駅側も国道側もピヨピヨ鳴ります。呉そごうのエスカレーターは東芝製です。呉そごうの跡地は呉コレットかアルカキット呉ができてほしいです。コレットは小倉そごうの跡地で小倉そごうは呉そごうが開業して約4年後の1993年に開業しましたが2000年に閉店となり小倉そごうはわずか7年の歴史に幕を下ろしました。現在のコレットが開業したのは2008年4月1日です。コレットのエレベーターは三菱製で小倉駅側と門司側の2箇所ありますがピヨピヨ鳴らなくなりました。かつて門司側はピヨピヨ鳴っていました。コレットのエスカレーターは10階以下が東芝製で10階以上は三菱製です。アルカキットは東京の錦糸町にアルカキット錦糸町としてありアルカキット錦糸町は錦糸町そごうの跡地です。錦糸町そごうは呉そごうが開業して約8年後の1997年に開業しましたが2000年に閉店となり錦糸町そごうはわずか3年の歴史に幕を下ろしました。その後2002年3月29日に現在のアルカキット錦糸町が開業しました。アルカキット錦糸町のエレベーターは東側が三菱製で西側は日立製ですがピヨピヨ鳴りません。アルカキット錦糸町の西側エレベーターは錦糸町そごう時代従業員専用だったと思います。呉市のデパートは呉そごうの他にクレアルがあります。クレアルは大呉百貨店の名称としてのデパートですがお客様用のエレベーターはなく従業員専用のエレベーターとなっています。呉そごう閉店で呉市にあるお客様用エレベーターがあるデパートは消滅となるので残念です。沼津西武は1957年6月に開業して以来55年間愛されている店舗です。沼津西武本館の跡地は沼津ロフト、新館の跡地は沼津パルコができてほしいです。ロフトは広島ロフト、渋谷ロフトなどがあります。パルコは静岡パルコ、広島パルコ、池袋パルコなどがあり静岡パルコは静岡西武の跡地です。
Posted by:ミッキー  at 2012年07月06日(金) 20:14


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小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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