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最期の1店が閉店
 27日付けの日経朝刊によれば、ファミリーレストランの草分けだったスカイラークが10月29日で最期の1店を閉めるそうです。ピークの93年には730店もあったのが低価格の外食チェーンやファストフード店に圧されて売上が減少し、自社の低価格業態ガストに転換したり閉店したりを余儀無くされたとか。不振が続くファミレス業界ではデニーズも大量閉店に踏み切っており、ひとつの時代の終わりを実感させます。
 個食化や内食化で『家族で車に乗ってファミレスへ行く』というライフスタイルが消えて行ったのが最大の要因でしょうが、低価格の外食チェーンやファストフード店に較べて法外な高価格も衰退を加速したに違いありません。そう言えば『家族で百貨店に行ってお買い物し、お好み食堂や屋上遊園地で楽しむ』なんてライフスタイルは80年代どころか50〜60年代の化石化した昔話で、価格の法外さはファミレスの比ではありませんよ!にも拘らず、百貨店の店舗数はピークの99年末の311店から今年9月末で270店まで減っただけで、スカイラークみたいに『最期の1店が閉店』なんて劇的な衰退には至っていません。
 ファミレスの9月既存店売上は5.4%減、対して全国百貨店の既存店売上は7.8%減ですから、百貨店はもっと劇的に減少してもよいはずなのに、不思議ですネ。バブル崩壊以来、売上の減少を歩率の積み増しで埋めて生き延びて来た百貨店も、高歩率による法外価格が顧客に疎まれて売上が減り続け、納入業者も高歩率と売上減少ですっかり疲弊した今となっては、閉店ラッシュが間近に迫っています。『大手百貨店○○○の最期の1店が閉店』と日経の紙面に載る日もそう遠くはないでしょう。
 2009/10/28 09:07  この記事のURL  /  コメント(0)

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小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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