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夢見る夢男君夢子ちゃんが可哀想
 先週半ばにベルコモンズでクリエイター達の合同展があり、アパログで毎日、自分のスタイリングを報告している奥山江里ちゃんから出展の案内をもらったのでスケジュールの合間にちょっと覗いて見ました。アパレルからアクセサリーまで20余のブースが出ていましたが、どれも素材背景が極端に狭く(街の切り売り生地屋で買っている)、ディティールや縫製加工のテクが極端に限られ(自分や仲間内で縫っている)、才能以前の原始的手作り品ばかりで評価のしようもありませんでした。これはもっと規模の大きいクリエイター合同展でも大同小異に指摘される事で、素材背景や加工背景が限られる素人さんの手作り作品を並べられてもバイヤーは好意の示しようもありません。
 クリエイターを夢見る夢男君夢子ちゃんの気持ちは解るけど、これではチャンスは掴めません。テキスタイラーがもっと儲かっていて若いクリエイターに素材や資金を気前よく提供していた80年代なら、こんな夢男君夢子ちゃん達の中からスターデザイナーに成り上がる子も出たのでしょうが、資金どころか素材も出せなくなった今日では夢男君夢子ちゃんは街の生地屋さんで買うしかないのでしょう。これでは才能が華開くはずもありません。夢見る夢男君夢子ちゃんが可哀想で何とかしてあげたいのですが、今のテキスタイラーの窮状では如何ともし難いのが現実です。夢男君夢子ちゃん達に好意を持つテキスタイラーさんがいらしたら、せめて売れ残りの素材ぐらい分けてあげましょうネ。
 2009/10/27 09:21  この記事のURL  /  コメント(0)

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小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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