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単価ダウンの実態
 先週木曜の『販売データ交換会』では10月直近の婦人服販売動向が報告されましたが、どの百貨店も20日段階では9月より4〜10ポイント落として前比71〜90という惨状。9月は少なからぬ百貨店が形振り構わぬキックオフ(シーズン初期の軽い値引き)を仕掛けて10月の売上を先食いしてしまったとは言え、リーマンショック以降の大幅前年割れは間違いなく2周目に入ったようです。
 前年割れの主要因は単価ダウンで、報告に拠れば新宿東口の某百貨店ではアイテムによって5〜11%、同西口の某百貨店では同4〜13%、池袋の某百貨店では同12〜17%も単価が下がっています。ダウンの巾はゾーンで大きく異なっており、特選やプレタではほとんど下がっていないのに(売上も回復が目立ちます!)、ファストSPAなど低価格品の影響が大きいOL〜トランスキャリアゾーンでは軒並み二桁のダウン。中でも銀座某百貨店のOLゾーンではアイテムによって16〜34%もの単価ダウンとなり、全アイテムの平均単価は8掛けになってしまったとか。これでは多少、買上点数が増えても売上が大きく減少してしまうのは避けられません。専門店はどうかと聞くと、109系の某有力チェーンでは平均9%、駅ビル系の某セレクトチェーンではほぼ10%下がり、既存店売上もそれにスライドするように9掛け前後を彷徨っているそうです。
 元々法外に高価だった百貨店OLゾーンの単価ダウンがもっとも激しく、お手頃価格のチェーン専門店でも1割程度の単価ダウンが続く一方、価格をそれほど気にしない?
プレタや特選ではほとんど値崩れが見られない、というのが10月直近の実情でした。ほとんどアクリルばかりの軽いニットコートやウール?コート、フェイクファーコートが主力となりそうな冬商戦ではさらなる単価ダウンが避けられず、その分確実に売上も低下する事になるのでしょう。厭な御時世ですネ・・・・・・
 2009/10/26 09:05  この記事のURL  /  コメント(0)

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プロフィール
小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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