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大阪ブルース
 クライアントへの来SSディレクションや会ってみたい方がいて大阪に出掛けました。何時もは用事だけ片して逃げるように東京に帰るのですが、なぜか今回は新幹線の時間ギリギリまで街を歩いてみたくなりました。
 久しぶりに大阪の街を歩いてみて実感したのは街を見る自分の価値観の変化でした。昨年までは大阪のゴチャゴチャした緑の少ない灰色の街並やコテコテドロドロした灰汁の強い大阪ファッションがうざく思えたのが、今回は灰色の街並や小汚い看板が氾濫する小路が「ブレードランナー」的スラムに見えたり、コテくてドロい大阪ファッションに発展途上国的無国籍な活力やディープローカルなソウル感を感じたり、ちょっと見方が変わったと思いました。あっさり小奇麗にまとめるクールで都会的な東京感覚?が薄っぺらいものに思え、大阪や群馬のディープローカルな灰汁や外しが可愛く思えるのは時代の空気なのでしょう。
 御堂筋を歩けば点在するブランドストアは皆セールで、ちょっと前のプチバブルな勢いの中で開店した高級志向百貨店が身売られて閉店セールをしているのがもの悲しかったですネ。セレブだラグだニューリッチだと舞い上がっていた去年春までのプチバブルはいったい何だったのでしょうか。今はもう遠い過去のように思えます。
 大阪に来る度に『ふり返るとそこは灰色の街、青春のかけらをおき忘れた街〜♪』(BORO)や『大阪の海は悲しい色やね、さよならをみんな、ここに捨てに来るから〜♪』(上田正樹)の旋律を思い出します。私の中では大阪はブルースな街なのでしょう。
 2009/07/30 09:07  この記事のURL  /  コメント(0)

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小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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