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形振り構わぬセール大合戦のツケは
 7月も下旬だというのに百貨店も駅ビルもセール一辺倒で、秋物の立ち上げは隅っこのラック1〜2本というブランドがほとんど。セールもクリアランスに入って60%70%オフまで値引かれ、赤札が売場に散乱していますよ。
 今年は売上不振が極まって在庫が積み上がり、GW明けからあの手この手のプレセールが横行。期間限定の‘10%カード割り引き+10%オフ’なんかは可愛いもので、‘2buy get all 20%off’を常打ちするストアまで登場。6月中旬には少なからぬブランドが30〜40%オフのシークレットセールを始め、駅ビル/SCブランドのほとんどは20〜30%オフのコーナーを設けていましたから、月末になってセールが幕を開けても40%オフなんかでは見向きもされません。やむなく50%60%オフのクリアランスを前倒したり、セール価格からさらに‘3buy get all 20%off’なんて仕掛ける外資系ブランドが出て来たりと、形振り構わぬ仕掛けが続出したセールシーズンとなりました。
 在庫が積み上がってやむを得ない選択だったのでしょうが、仁義無き値引き合戦をエスカレートしたツケはプロパー価格不信に回る事は必定。60/70%オフの傍らで打ち出す秋物は法外な値段に見えるでしょうし、今着れる値頃トレンドアイテムには手を出しても、ちょっと値の張るアイテムには触手が動かないのでは。そうでなくてもアウトレットモールが繁昌してアウトレットサイトが過熱する御時世ですから、今シーズンの形振り構わぬ値引き合戦が今後のプロパー消費に落とした影は重いものになるのかも・・・・
 2009/07/27 09:09  この記事のURL  /  コメント(0)

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プロフィール
小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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