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メトロなガイはアウト!
 メンズ担当コーディネーターが蒸けたあおりで、久しぶりに自ら来SSのディレクション組み上げる羽目になってしまいました。ここ1週間ほど暇を見て国内外のメンズ誌に隅から隅まで眼を通し、海外のコレクションブックやFirstViewの来SSコレクション速報までチェックしてみましたが、国内風俗雑誌は今年限りのスタイルばかりで明日に繋がるものが無く、海外コレクションシーンは時代ズレしたメトロなスタイルばかりでマインドが噛み合わず、途方に暮れています。編集者やクリエイターは時代の空気を先き読む力量があるはずなのに、来シーズンに関する限り丸っきり読めていないとしか思えません。そんな中、ようやく掴めたキーワードが『田舎ダサいヴィンテージ』と『発展途上国臭いレトロ・エキゾチシズム』。
 都会や先進国、現代といったモダンな格好良さが皆、昨日の価値観に思え、田舎や後進国、忘れられた青臭い時代の野暮な格好がキラキラと感じられるのです。メトロやクールといった洗練されたフィーリングやモードなシルエットが空々しく、ローカルで洗練を欠くダサく外したX脚O脚な崩しが可愛く見えてしまうのです。時代に取り残された田舎の商店街の化石化したメンズショップの親爺が語る独りよがりな蘊蓄が、もう眩しいほど渋いのかも。ロケーションで言えば50年代の横須賀ドブ板通り、あるいは小林明がギター片手に闊歩した焼津銀座あたりなのでしょうか。
 問題はそんなマインドを如実に現すスタイル写真が何処の雑誌にも見当たらない事。ディレクションとしてのヴィジュアルをどう組み立てたら良いのか、やっぱ途方に暮れますネ。
 2009/06/26 09:02  この記事のURL  /  コメント(0)

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小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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