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20年も続く秘密サロン
 先週の木(19日)、金(20日)と月例の「販売情報交換会」を行いました。これは都内主要百貨店/セレクトショップのバイヤーが一堂に会して最新の販売情報を交換するもので、タイプ/ブランド/アイテム別の販売実績から売れ筋までリアルな情報が飛び交います。木曜日は婦人服、金曜日は紳士服の会で、もう20年以上も続いているクローズド・サロンです。
 今月はさすがにコート情報に集中し、テストセールスの反応分析から直近の販売動向、果てはピークへの仕込み状況まで白熱した報告が続きました。それによればレディスの本命はハーフからロングのダウンコートで、襟や袖、ウエストのデザイン性がポイントとの事。ウールは一歩遅れてファー付き上質素材のドレス系/ロイヤル系が主流になるようです。メンズは「モンクレ争奪戦」の過熱ぶりに象徴されるようにダウン本命は確実ですが、店頭のカラー展開にも拘らず売れ筋は黒に集中しているとか。詳しくはビジュアルも含めて26日のSPAC研究会で報告されますが、エッセンスはFCNの「百貨店バイヤーズサロン」でも見れます。
 各社の中枢が参加している会ですから、20年も続けば会の参加者も組織を上り詰めて行きます。M社の常務取締役本店長、O社の代表取締役社長、I社系列のIW百貨店社長も毎月、会で顔を会わせていた人達です。今の参加者の中からも明日のエグゼクティブが出ることになるのでしょうが、発表が面白い人が偉くなるという訳でもありません。男の出世は実力と人柄はもちろんですが、チャンスと嫉妬の罠をどうくぐり抜けていくかで命運が定まるのです。次期社長を噂されながら嫉妬の罠にはまったり、有能ゆえに問題を抱えた子会社を転々とさせられたり、男の人生は流転なのです。
 おっと失礼。女性エグゼクティブもこの会から出始めています。この春まで来ていたO社のCさんは30代で初の女性部長に抜擢され欧州に栄転されましたから、10年もすれば役員になれるかも。エグゼクティブはともかく女性バイヤーは婦人服会参加者の2〜3割を占めています。ホットパンツにキラキラネイルなんて109系バイヤーも参加しているのです。
 2006/10/23 11:27  この記事のURL  /  コメント(0)

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小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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