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ランウェイは大嫌い!
 月曜日からJFWが始まったようですが、ショー巡りは元気な部下に任せ、ランウェイ嫌いの私はまったく知らん顔を決め込んでいます。クリエイション支援を免罪符に産地を切り捨てて来た四半世紀に渡る行政の背任が許せないからか、セレブ気取りの行政担当者(公務員ですよ!)がむかつくのか、クリエイター育成を売物にデザイナー志望の若者達を販売員に押し込んできた産学共同トリックが許せないからか、デザイナーばかりにスポットを当ててMDや営業職、販売職を日陰者にして来た業界の士農工商風潮が許せないのか、ファッション誌のミーハーなお姉さんばかりが優遇される席配置が鬱陶しいのか、ともかくランウェイにはむかつく事がいっぱいなのです!
 忙しい時間を割いてショーを見て、つまんなくても拍手をして、良かったネと書かないとチケットが取り難くなる出来レースにも大人のプライドが絶えられず(30代の始めまではファッション・ジャーナリストもやってました)、ショーのスタイリングやデザインが現実のマーケットに大きく影響するならともかく、リアルクローズの世界とはどんどん距離が開いているのが現実ですから、勝手にやればとなってしまいます。クリエイターが消費者をリードしていた80年代ならともかく、消費者進化がクリエイターを追い抜いてしまった今日、ランウェイショーが業界振興の核になるという感覚は現実離れも甚だしいのでは!フランスオートクチュール・プレタポルテ連合協会のディディエ・グランバッグ会長さえ、「プレタポルテのショーはもう必要ない」と明言しているではありませんか!!
 商品やMD展開がよく見える展示会の方がずっと時間を割く価値があるし、業界振興は産地への支援や実務人材の育成によって果たされるべきでしょう。解り易いお祭り騒ぎにばかり予算が割かれメディアが群がる80年代から何も変わらぬ風潮に怒り悲しむしかありません。だから、ランウェイには出かけないのです。
 2009/03/25 10:10  この記事のURL  /  コメント(0)

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小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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