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店頭のレジ列はもういらない!
 何時も不思議に思うのがスーパーマーケットの店頭の一等地をレジ列(+サッカー台列)がズラリと占拠している事で、こんなレジ列がなければどんだけ売上が上積み出来るだろうと経営者の不明を訝るばかりだったが、港北にオープンした「GU」のファッションデジタルストアを見て腹に落ちた。
 ご覧になった方は気がつかれたかも知れないが、「GU」の港北ファッションデジタルストアでは店頭にレジ列は見当たらない。店内を一周してもいずれの壁面も陳列ラックが並ぶだけで、これまでの「GU」や「ユニクロ」では店頭の一等地側面を堂々と占拠していたレジ列が売場のレイアウトから外されている。店内表示で案内されレイアウト図でも示されているから買い物客が迷いはしないが、実は店頭に向かって左側面奥の陳列壁後方に、ほとんど集合フィッティングルームみたいに配置されている。「GU」のセルフレジは『便利でサクサク面白い』とすっかり顧客に定着したゆえ、港北のファッションデジタルストアでは通常レジ5台に対してセルフレジ10台と逆転して後方配置が実現したのだろう。
 「ユニクロ」や「GU」の他店舗ではまだ店頭の一等地を堂々とレジ列が占拠しているし、「GU」の銀座旗艦店などセルフレジとサッカー空間が各フロアの一番一等地を臆面もなく占拠している。これでは人手は節約できても、それを上回る売上を捨てている。港北デジタルファッションストアのセルフレジ配置は実験的な試みかも知れないが、「GU」はもちろん「ユニクロ」でも一気に広がりそうだ。
 最終的にはアカウントIDと商品情報を近接通信して精算する「amazon Go」的なシステムが店舗小売業のデフェクトスタンダードになると思うが(社員IDでも顧客IDでも同じだ)、とりあえずは画期的な改善策として広がるに違いない。商品が多岐に渡るスーパーマーケットではカートのタブレットにID確認と商品精算の近接通信システムを組み込む方が早いと直感した。「GU」のファッションデジタルストアはアパレル関係者のみならずスーパーマーケット関係者こそ必見だと思うよ!!




◆小島健輔(KFM)のオフィシャルサイトはこちら
 2017/09/25 09:44  この記事のURL  /  コメント(0)

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小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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