« 前へ | Main | 次へ »
GUの「デジタルストア」は必見ですよ!
 港北ノースポートモールにオープンした「GU」の「ファッションデジタルストア」はRFID仕掛けのプレゼンシステムも必見だけど、‘ユニクロのお手軽版’と‘ファストファッション’との間で揺れ動いてきた「GU」のポジションのピントが合焦したMDと‘等身大’のVMDにも注目したい。私が直感した「GUファッションデジタルストア」の見所は以下の二点だ。
1)近接通信技術を使った商品プレゼンテーション
 「オシャレナビ・ミラー」はマジックミラーのRFIDセンサーがかざした商品を検知してコーディネイトのバリエーションやEC購入客のレビューを表示する。「オシャレナビ・カート」はショッピングカート上のタブレットがRFIDタグや売場のビーコンに反応してECサイトのコーディネイトや在庫情報(ECと店舗)、購入客のレビューなどを表示する。
 「オシャレナビ・ミラー」は切り替えに時間を要して使い勝手は今ひとつだが、「オシャレナビ・カート」の方はサクサクと反応して極めて実用的だ。どちらも商品を特定してECサイトの情報を表示するもので、顧客を特定してレコメンドするAI接客機能や要望を選択して販売員を呼び出すエントリー機能は持たない。
2)顧客目線のVMDがナイス・ポジションに合焦
 標準店に四倍する820坪のスペースを方眼状にアドレス管理してカテゴリーを配し、「ユニクロ」の大型店のように露骨にフェイシング量で水増さず多重露出にも頼らず、棚割りを工夫した近接‘元番地’同士のアイテムをクロスさせてコーディネイトを訴求するなど、飛躍し過ぎない顧客目線のVMDが解りやすく親しみを感じさせる。
 色数を絞った素材軸のMDもVMD手法も「ZARA」をベンチマークしているが、店舗ビジュアルマーチャンダイザーのセンスとスキルを加えたスタイリングは若々しく顧客目線で、「ユニクロ」の廉価版を脱して独自のファッションストアを志向する「GU」のナイスポジションにピントが合ったと評価したい。
 ついでながら、「GU」デジタルファッションストアの画期的注目点はレイアウトに在る。それは25日(月)のブログで明らかにしよう。







◆小島健輔(KFM)のオフィシャルサイトはこちら
 2017/09/19 09:16  この記事のURL  /  コメント(0)

コメントする
名前:
Email:
URL:
クッキーに保存
小文字 太字 斜体 下線 取り消し線 左寄せ 中央揃え 右寄せ テキストカラー リンク


コメント


« 前へ | Main | 次へ »


ブログ内検索
Web 検索
プロフィール
小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

リンク集
更新順ブログ一覧
最新記事

http://apalog.com/kojima/index1_0.rdf
QRコード
アパレル業界の情報満載の「アパレル携帯版」
右のQRコードで読み取ってアクセスしてください。こちらからも自分の携帯URLを送れます。 QRコード
月別アーカイブ