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ZARAのマネジメントポリシー
 11月23日にリニューアルオープンした「ZARA」新宿店のプレス内覧会の印象。まずはファサードとレジカウンター後方の巨大デジタルサイネージがハイパーモダンなんだけど、70’Sぽい売場の商品と重なってレトロフューチャーな幻想に囚われます。3層計2300平米の空間は装飾を一切省いてミニマルモダンに徹しており、季節柄もあって黒とグレーが大半を占める売場の色合いが反射して寒々しいほどクールでした。
 MDも大半が黒をベースにアウターは一色か二色、単品もせいぜい三色までのミニマルな展開を継続。削ぎ落とした無駄の無いMDを売り切り御免で回転させていく在庫運用思想がVMDにも徹底されていて、今月のSPAC研究会用に調べた異様にフラットな売上月指数グラフを思い浮かべました。
 直流からEC対応の交流への転換については答えてもらえませんでしたが、期末を除いて店間移動は例外的で、個店ごとに消化を競うのが「ZARA」のやり方だと伺いました。別ルートで調べたところ、欧州のローカルDCはEC専用で店舗への商品補給は行っていないとか。実務システムの肝は表に出さない会社なので真偽のほどは確かめようが在りませんが、各店舗が独立したプロフィットセンターとして競うようマネジメントするポリシーが通底しており、店間移動やオムニチャネルな在庫融通に対しては消極的なのだと受け取れました(あくまで推察です)。
 それにしてもINDITEX広報のお嬢さん達はきびきびとして可愛い。お話ししているうちに国籍不明になっちゃいますね。





◆小島健輔(KFM)のオフィシャルサイトはこちら
 2016/11/24 09:10  この記事のURL  /  コメント(0)

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プロフィール
小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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