« 前へ | Main | 次へ »
新ブランドの離陸条件
 ミニバブルに踊った05〜07年春頃はミーハーな新ブランドが山ほど乱造されましたが、景気が陰り始めた07年秋頃には離陸し損なったブランドの撤収が始まって『新ブランドは屍の山』(07年10月15日ブログ)と言わせ、リーマンショック以降は雪崩打つように不振ブランドの整理撤収が拡がりました。ざっと見た所、05〜07年開発新ブランドの離陸率は2割弱、首尾よく人気ブランドに化けたのは20にひとつもあったでしょうか。08年秋以降は一転して低価格SPAブランドの開発が注目されていますが、こちらの離陸率は4割程度が見込めそう。
 なんで離陸率に倍以上の差がつくのか、それは‘時代性’のインパクトの差に他なりません。絶不調の乗用車だってハイブリッドカーはヒットしているではありませんか。『風の吹いている所に凧を揚げよ』がブランド開発の鉄則だと思います。もちろんこれは開発戦略の巧稚を無視した一般論で、ギャンブルの的中率を云々するに過ぎません。マーケティング的に新ブランドの離陸条件を体系づければ以下のような算式になるのではないでしょうか。
     
     1)コンセプトのインパクトと時代性
         ×
     2)MDの構造性とVMDのインパクト
         ×
     3)開発・調達背景のバリュー優位性
         ×
     4)流通・提供方法の便宜性とコスト優位性

※3)4)は価格競争力/バリュー訴求力に直結するもので、今日のような恐慌下では最優先の要件です。このほか開発の機動性とかキャッシュフローの速さなども重要条件と言えるでしょう。ビジネスモデルの優位性という点では2)〜4)が極めて重要で玄人的にはここを見極めますが、もともとのコンセプトが空振ればすべてパーです。さて、貴社のブランドは離陸出来そうですか?!
参考になったら右下のをクリックしてネ!
 2009/02/23 09:59  この記事のURL  /  コメント(0)

コメントする
名前:
Email:
URL:
クッキーに保存
小文字 太字 斜体 下線 取り消し線 左寄せ 中央揃え 右寄せ テキストカラー リンク


コメント


« 前へ | Main | 次へ »


ブログ内検索
Web 検索
プロフィール
小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

リンク集
更新順ブログ一覧
最新記事

http://apalog.com/kojima/index1_0.rdf
QRコード
アパレル業界の情報満載の「アパレル携帯版」
右のQRコードで読み取ってアクセスしてください。こちらからも自分の携帯URLを送れます。 QRコード
月別アーカイブ