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大晦日は朝から薔薇達の冬肥仕込みと植え替えの農作業に忙殺され(元日夕刻まで丸3日かかりました)、夕刻には肩も腰もガタガタになって温かいお風呂に直行してしまいました。ミーハーの極みたる紅白にはまったく興味が無く、教育TVの「あの人に会いたい」(今年の物故者を偲ぶドキュメンタリー)に嵌っていました。“死”って、人生最後のハイライトなんですネ。死ぬプロセスぐらい、自分の哲学と美意識を通したいものです。 新年の抱負は自分らしく英知に生きて孤高を恐れぬ事。未だクリエイションだラグジュアリーだトレンドだと騒いでるバカな業界は救いようもないですから、とことん無視して英知に基づく見識と技術で現実に立ち向かいます。それが男の生き様でしょう!! 大恐慌に沈む元日の夜に相応しい一冊は東京外国語大学教授長幸男の名著『昭和恐慌』に他なりません。貧困と社会の冷遇の果てに血盟団のテロリストとなった小沼正が金解禁を断行した元蔵相 井上準之助を暗殺する凄惨なシーンから本書は始まりますが、今風に言うなら派遣切りにあって社会に絶望した若者が世直しの啓示を得て閣僚や各省長官を暗殺するという場面なのでしょう。経済政策の過ちと行政の不毛が社会を救い難いものにし、その底辺からどす黒い衝動に駆られた者達が決起して行く昭和の世相を鮮明に描いた社会経済学の傑作です。“日本ファシズム前夜”と付けられた副題が暗い明日を暗示しています。今必読の一冊だと思いますが、正月からシリアス過ぎたかも・・・・ |






