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TOYOTOWNのヒ・ミ・ツ
 開発中の某郊外SCの商圏を検証しているとトヨタのCMに出て来る‘TOYOTOWN’にイメージが重なって来るが、CMの撮影地はあの『デスパレートな妻たち』の舞台となったウィステリア通りなのだとか。
 ウィステリア通りはユニバーサルスタジオ・ハリウッドの中にある丸ごとセットの町で、現代西海岸の住宅地と言うより50〜60年代サバービアエイジ東海岸の田園都市という、ちょっとタイムスリップした感じの町並みだ。『デスパレートな妻たち』は一見、平和そうな絵に描いたような郊外住宅地の中でミステリアスな出来事がエスカレートしていく怖いお話だったが、‘TOYOTOWN’のCMも『デスパレートな妻たち』と何処かで繋がるヒ・ミ・ツっぽさが通底している。登場するキャラクターの住む家を『デスパレートな妻たち』の登場人物とクロスさせているところを見ると、意図して連想させるよう仕組んでいるのかも。夫(堺雅人)や郵便配達(阿部寛)の謎めいた行動も『デスパレートな妻たち』に通ずるものがあるが、その原点は50年代のヒチコックや戦前のジェームズMケインのミステリーに遡る。
 それはともかく、絵に描いたような郊外住宅地を舞台に時代を象徴するドラマが進行すると言えば、田園都市線のたまプラーザあたりを舞台とした『金曜日の妻たちへ』(83年)が思い出される。不倫をテーマに‘金妻ブーム’を巻き起こしてトレンディドラマの先駆けとなった話題作だが、開発中の某郊外SCの街も80年代の田園都市線沿線を想起させる‘絵に描いたようなサバービア’だ。さて、「ハイブリッドの木」ならぬ「リニモ」が貫くこの街でどんなドラマが始まるのだろうか・・・・・


◆小島健輔(KFM)のオフィシャルサイトはこちら
 2016/01/22 09:12  この記事のURL  /  コメント(0)

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プロフィール
小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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