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パンツVS.スカート
 13年頃のスキニーパンツブームから14年AWにはスカートが多少、押し戻したものの、15年の春からはガウチョブームで再びパンツが拡大している、というのが近年のパンツVS.スカートの流れだが、家計支出調査では婦人ボトム中、パンツが74%と大勢を占める。スカート支出は90年のピークから12年には6分の一まで縮小した後、若干戻しているとは言え、現代女性の衣生活の中ではマイナーな存在となった感さえある。
 ブランド別のアイテム売上シェアを見るとスカート比率はOLとミッシーで高く、ヤングとミセスで低い。ボトム中のスカート比率はOLでほぼ53%、ミッシーでは62%を占めるのに対し、ヤングでは43%、ミセスでは42%と低いが、この関係は過去数年、あまり変っていない。それより注目すべきはスカート、パンツとも月度の売上シェアが年間ほとんど変らない事で、ワンピースも含めて季節波動も月度偏差も小さい年間商品化している。だから「ビー・スリー」のようなパンツのシングルライナーや「トッカ」のようなワンピース中心のブランドが成り立つ訳で、70年代の「LOVE」のようなスカート専門ブランドが出て来ても良いのではないか。
 こんなデータを毎年、子細に調べているのはギョーカイでも当社ぐらいだと思うが、翌年度の予算計画を立案する上で欠く事が出来ない。予算計画の立案には売上月指数と月度アイテム構成比がスタートラインとなるが、自社のデータしか知らない企業が大半で、それも結構、最近のマーケットからは乖離していたりする。好調ブランド/業態の月指数やアイテム構成を知らずして予算計画は立てようがない。
 売上が伸びているブランドの月指数には共通する傾向があり、その視点で見るとグローバルSPA中で最有望が「ZARA」、売上急落の兆候が高まっているのが「ユニクロ」という事になる。何が両者を分けていると思いますか?

◆小島健輔(KFM)のオフィシャルサイトをリニューアルしました
 2015/12/24 09:22  この記事のURL  /  コメント(0)

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プロフィール
小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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