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「バーバリー」ロストダメージ
 15年春夏物で三陽商会の「バーバリー・ロンドン」「バーバリー・ブラックレーベル」「バーバリー・ブルーレーベル」が終了し、秋冬から旧「バーバリー・ロンドン」の350売場のうち263売場が「マッキントッシュ・ロンドン」に切り替わり、旧「バーバリー・ブラックレーベル」「バーバリー・ブルーレーベル」の150売場のほとんどが「ブラックレーベル・クレストブリッジ」(81店)、「ブルーレーベル・クレストブリッジ」(74店)に切り替わってスタートしたが、三陽商会の全力投球にも拘らず、旧「バーバリー」の販売実績にはほど遠い実情が聞こえて来る。
 断片的に入って来る数字では「マッキントッシュ・ロンドン」(紳士)の売上は旧「バーバリー」対比で6掛け、「ブラックレーベル・クレストブリッジ」は旧「バーバリー・ブラックレーベル」対比で5掛けなど厳しく、コートシーズンに入って一段と開いて来たという声も聞く。旧「バーバリー」の販売実績はあまりに大きく、そのロストダメージは百貨店紳士服部門の売上前年比を平均して4〜5ポイントも引き下げているそうだ。婦人についてはさらに断片的な数字なので控えるが、「マッキントッシュ・ロンドン」は紳士以上に厳しいという一方、「ブルーレーベル」は健闘しているという声も聞く。
 三陽商会を擁護する訳ではないが、旧「バーバリー・ロンドン」の前年は廃止を知った顧客の駆け込み需要が20〜30%も乗っていたから前年と比較するのは酷で、前々年と比較するなら結構健闘していると評価すべきだろう。「マッキントッシュ・ロンドン」「ブラックレーベル・クレストブリッジ」「ブルーレーベル・クレストブリッジ」のブランドプロモーションはこれから本格化するという段階で、まだ旧「バーバリー」ほど知名度が確立しているとは言えず、立ち上げたばかりでMD的にもまだ顧客を捉え切れていない段階だから、一喜一憂するより来シーズン以降の売上の積み増しに期待すべきであろう。
 2015/10/28 09:17  この記事のURL  /  コメント(0)

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小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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