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PDCAボケ?
 今世紀に入った頃から「プラットフォーム」という言葉がアパレルギョーカイで流行るようになって何の事なの?と訝しく思っていたが、最近は「PDCAサイクル」という言葉に置き換わって来た。こっちの方がストレートな言い方でPlan(計画)⇒Do(実行)⇒Check(検証)⇒Action(修正)の実務遂行の精度や速度を高める実務マネジメント手法を意味し、特定企業に置けるPDCAサイクルの標準形を「プラットフォーム」と言うようだ。
 PDCAサイクルにせよプラットフォームにせよ現場の業務精度・速度をマネジメントする戦術(tactics)と作戦運用(operation)の次元であり、現場の活力を高める一定の効果が認められるが、何年も同じパターンを続ければ消耗戦に陥る麻薬でもある。経営者が考えるべきはより上位かつ長期の戦略(strategy)や企業理念(principle)であり、PDCAサイクルやプラットフォームを声高に言われては近視眼的時流対応に流されて長期のシナリオを誤るのではと懸念してしまう。
 経営者が考えるべきは5年先10年先に何処(生存領域)に居てどんな収益構造(付加価値の創造−営業経費)にして社内外ステークホルダーへの責務を果たすかで、半期や四半期の業績で部下を評価する視点で外部に語るべきではない。経営者が戦術に踏み込み過ぎて近視眼化すれば時流対応の消耗戦に陥り、やがては収益力も成長力も損なって生存領域さえ失ってしまう。一世を風靡しながら崩れて行った有力企業に共通する失策であり、他山の石として肝に銘じて欲しい。
 2015/09/25 09:18  この記事のURL  /  コメント(0)

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小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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