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潮目が変った?
 先週の木金と開催した月例の「販売データ交換会」で?と違和感を感じるデータが出て来た。それは14日段階の百貨店売上前年比で婦人服・洋品が紳士服・洋品を上回った事だ。都内主要11店中9店舗で婦人服が上回り、地方店でも同様な傾向だった。全国平均で見ても、5月はまだ2.9ポイント紳士が上回っていたのに6月前半では婦人に7ポイント差を付けられている。6月計でも婦人服の前年比が上回るようなら13年12月以来、18ヶ月ぶりの逆転となるが、いったい何が起こっているのだろうか。前年の反動が残るとは言え、5月の全国スーパー衣料品の前年比が106.2と全国百貨店衣料品の103.0を上回ったのも不可思議と言うしかない(消費増税絡みの異常月を除けば13年3月以来)。
 専門店でも消費増税以降、低迷していた紳士服チェーンが前年の反動もあって4月5月と回復し、カジュアルチェーンも回復が目立つが、何より違和感があったのが21ヶ月ぶりの客数増だった。既存店売上(客数/客単価も)を公表している国内主要アパレルチェーン15社の5月平均は105.9と26ヶ月振りの伸びを記録したが(好天と休日2日増を割り引くべきだが)、客単価が104.6と22ヶ月連続のプラスだったのに加え、客数も8社が増加して平均も102.0と21ヶ月ぶりに前年を上回ったのは潮目の変化を意味するのだろうか。4月5月とやや戻していたとは言え、長らく低迷していたハニーズが業績の上方修正を発表した事も違和感がある。
 しばらく格差が開いていたターミナル立地商業施設と郊外商業施設の前年比もSC協会発表値では4月5月と郊外商業施設が逆転しており、前年の反動や天候、休日数のズレなど数字のマジックはあるにしても、消費増税以来の消費の構造に何らかの変化が起きている事は間違いないだろう。それが何なのか、6月の販売数字が出揃う頃には推論出来ると思う。
 2015/06/24 10:09  この記事のURL  /  コメント(0)

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小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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