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DBが売上と収益を左右する
 多店舗運営の組織は商品企画・開発・調達という商品系、在庫運用と消化コントロールというDB(ディストリビューション)系、地域市場対応と店舗運営という営業系からなり、商品の付加価値を創造するのが商品系、付加価値を最終的に実現するのが営業系、両者の間で在庫運用して消化歩留まりを最大化するのがDB系と位置付けられる。三つの業務は連携したもので遂行はともかく数値評価を分け切るのは難しいが、注目される事の少ないDB系が売上と収益を少なからず左右しているのが現実だ。
 インフレ局面で客数が減少し売上が伸び悩む中、在庫の偏在を極小化してECも含めた在庫引き当てを効率化する事が急がれるが、その大任を担うのがDB系だ。そんな問題意識に立って今週木曜に開催するのがSPAC月例会「オムニチャネル時代の最新ロジスティクス総研究」で、メンバー企業の関心も高く既に満員御礼の状況だ。
 今回重視しているのがオムニチャネルな在庫引き当てと個店対応の品揃えコントロール/消化促進で、どのような手法を使った場合、どの程度の効果が得られるか、メンバー回答から数値で答えを出している。「定期的店間移動の頻度」「店間移動の単位は品番別かSKU別か」「マークダウンは定期的分散か期末集中か」「マークダウンの単位は品番別かSKU別か」「キックオフ活用の有無」「定期的再編集運用の頻度」など、手法によってロス率と在庫回転に明確な差が見られた。
 加えて今回は事業特性による小売チェーン型DB体制とアパレル卸営業型DB体制の適否にも言及してみた。アパレルメーカーの‘小売SPA化’の功罪を総括すべき時が来たと思うからだ。
 2015/06/23 11:34  この記事のURL  /  コメント(0)

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小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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