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今更バブル親爺でもないでしょ!
 先週末の新聞各紙に派手な広告が出ていたのでお気付きの方も多いと思うが、「ちょい不良オヤジのLEON」で舞い上がった岸田一郎氏がまたまた「やんちゃジジイ」を謳ってオヤジ向け新刊雑誌「MADURO」をセブン&アイ出版から売り出すのだそうだ。
 久方ぶりにインフレに転じ百貨店でも高額消費が勢いづく中、『相続税をぼったくられるより派手に使ってしまいましょう』と打ち上げるのは解るし、溜め込んだ札束を使ってもらう方が景気刺激になって良いが、ようやく煩悩を脱して枯れ始めたオヤジ達には迷惑な誘惑にも思える。今更これ見よがしな高額ブランド品をちらつかせるのは嫌みでしかないし、派手なニキータを連れて法外価格の高級車で乗り付けるのも顰蹙を買うだけではなかろうか。新宿某百貨店メンズ館を最新モードで着飾って歩くのも上品なジェントルマンの趣味とは言い難い。
岸田氏は「LEON」「NIKITA」の大成功で勢いに乗り、06年9月に主婦と生活社を退社してKI&カンパニーを設立し富裕層男性向けのウェブマガジン(@zino)や男性誌(zino)を創刊したが08年6月号で休刊。その後もラグジュアリーなウェブマガジンを手掛けていたが、「LEON」の大成功にはほど遠かったようだ。
 団塊世代富裕層のオヤジ達は年相応に枯れ、高額ブランドでバブルの再現を演じるより内面の充実や趣味の良いライフスタイルに大枚を投ずるよう成熟しており、これ見よがしな高額ブランド消費は若手ニューリッチ層や中国人富裕層にお任せしたいのが本音だと思う。いつまでも往時の夢を追っても詮無い事で、世代と時代の価値観も『ゆく川の流れは絶えずして、もとの水にあらず』と得度すべきだと思う。
 2014/09/25 10:00  この記事のURL  /  コメント(0)

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小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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