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華やぎが甦る銀座
 三越銀座店がインバウンド効果もあって快調に売上を伸ばしている。8月は外国人売上が10%を超え、今年の春節時期には紳士服など外国人売上が二割に達したそうだ。
 振り返れば10年9月11日に増床開店した時、『銀座四丁目角という世界を相手に出来る一等地なのに東京ローカルなMDに終始して中国人富裕層好みのブランドも豪華絢爛な内装も欠いている』と手厳しく批評して三越伊勢丹関係者の怒りを買ったものだが、外国人観光客に顔を向けだして以来の売上増を見れば、不当な批評ではなかった事が解ってもらえよう。実際、増床開店からの一年間の売上は震災にも災いされて560億円と予算の88.8%に留まり、翌11年度も575億円と足踏んだが、12年度は613億円、そして外国人観光客が急増しだした13年度は692億円と急伸し、今年度(14年4月〜)は720億円まで伸びると推計される。15年秋に空港型免税店(タックスフリー+デューティーフリー)が8Fに1000坪で開業すれば軽く800億円を超えるはずで、全面的にグローバル対応すれば1000億円の大台も射程に入ると思われる。
 三越の増床で11〜12年度は低迷した松屋銀座も13年度以降はグローバル対応を進めて急回復し今年度(14年3月〜)は650億円に迫ると見られるのに加え、16年11月には松坂屋跡地再開発商業ビルもラグジュアリーブランドを軸に250〜300店のテナントを揃えて開業するから、リーマンショック以降、ファストファッション店が氾濫してすっかり野暮ったくなっていた銀座に華やぎが甦ると期待される。景気回復と交際費減税効果でリーマン前のように艶やかな蝶蝶さんたちが夕闇に舞うようになるかは解らないが、それもクール・ジャパンの一面だと思う。
 2014/09/24 09:26  この記事のURL  /  コメント(0)

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小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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