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ギャップの4Jと減収増益に注目

 メディア操作で大量動員には成功したものの、ジャパン・クオリテイもジャパン・フィットもジャパン・ルックもジャパン・サービスも欠いたまま大空振りしそうな“H&M”ですが、95年に日本進出した“ギャップ&ギャップキッズ”は674億円、“バナナリパブリック”は97億円の売上を獲得(08年1月期)とギャップ・ジャパンは立派なものです。米国と同じデザインでも7割はジャパン・フィットにパターンを引き直し、“バナナリパブリック”では日本向け上質素材への置き換えも一部、行なわれているとか。著しく違うのが“ギャップ”のジャパン・ルックで、日本的にレイヤードを強調したディスプレイは大味な米国のそれとはまったくの別物。販売サービスも日本式にきめ細かくなりましたね。それらジャパン対応が功奏してか、米国の既存店前比が93/95/96(5月/6月/7月)なのに対してジャパンのそれは104/99/108(同)と健闘しています。
 もっと注目すべきは全社売上の減少が続く中、なんと営業増益を続けている事です!!08年1月期は0.5%の減収ながら在庫コントロールと経費圧縮で8%の増益、08年上半期も4.9%の減収ながら35.8%の増益を叩き出しています。日本の専門店各社の決算では売上減少が減益に直結していますが、もっと打つべき手があったのでは。在庫コントロールとロジスティクスVMDの強化、経費圧縮で増益を叩き出すマネジメント努力を徹底すべきでしょう。今の逆風下、ロジスティクスVMDによる消化回転改善こそが突破口と思って『在庫再編集陳列ロジスティクスVMDゼミ』(御案内はこちら)を提じたのですが反応は今一つ。ファッション業界ってホントに解ってないのですネ!!
 2008/09/22 10:37  この記事のURL  /  コメント(0)

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小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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