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責任回避もいいかげんにしてよ!
 某伊ファクトリーブランドのホワイトコットンパンツをH社クリーニングに出したら、シミがまったく取れないまま帰って来た。クレームでやり直してもらおうかとも思ったが、ルン妻はラグジュアリーブランド御用達のK社クリーニングに持ち込んでやんわりと拒絶され、『白いパンツを買うなら同じものを2〜3本買って』と叱られてしまった。
 ルン妻が言うには、GAPのコッパンと大差ないのに『水洗い不可』と洗濯表示してるから、どこのクリーニング屋さんも水洗いは回避してしまい、シミが取れないのだとか。結局、縮み覚悟で自宅のミーレに突っ込んでがんがん洗い、プレスだけH社クリーニングに出す羽目になった。値段は何倍も違っても所詮はコッパンで、水洗いすれば済むと思うのだが、クレーム回避で『水洗い不可』表示にしてしまうというのが実情のようだ。ルン妻御用達のドルチェ&ガッバーナのパンツも『水洗い不可』ばかりで、こんなに高いのにワンシーズンで捨てろと言うの!と八つ当たりされる始末。
 デリケートな風合いや着心地を狙っての混率や撚り、後加工を考えれば作る側の論理も解らないではないが、ブランド側もクリーニング屋側もクレームを恐れ、どんどん責任回避の洗濯表示になり、消費者が自己責任で工夫するかワンシーズンで着捨てると割り切るしかなくなりつつある。低価格のファストファッションならともかく、長く着て消却したい高価格ブランドがこれでは困る。価格に見合ったメインテナンス・フォローもブランディングの一貫だし(ローレックスやダンヒルはご立派)、いっそアップルやメルセデスのように有償の延長保証サービスでも始めたらどうかと思ってしまう。
 2014/08/22 10:41  この記事のURL  /  コメント(0)

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小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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