« 前へ | Main | 次へ »
米国ランジェリーウォーズとギリーヒックス
 繊研新聞によれば、あの“VICTORIA'S SECRET”も来年か再来年にはいよいよ日本に進出するとか。真似っこから出発した“ピーチ・ジョン”は可愛エロ系だけど御本家はエレガンスモダン本流で、もっとシンプルで機能的なアイテムが揃っています。日本ではフリフリだったりカラフルだったりの自己主張過剰なブランドか機能一辺倒のブランドばかりですから、シンプルモダンな正統派エロガンスの“VICTORIA'S SECRET”は成功疑いなし。“ユニクロ・ボディ”と大差ないお手頃価格もあって一気に人気沸騰するのでは!!
 日本でも“ピーチ・ジョン”“ラヴィジュール”“ラグナムーン”の109系ランジェリーウォーズが盛り上がっていますが、米国でも“VICTORIA'S SECRET”のヤング向けカジュアルライン“PINK”が大人気で、アメリカンイーグルの学生向けカジュアルランジェリーの“エアリ”が後を追い(どちらもカジュアルランジェリー+ドームウェアと言われるワンマイルウェアの構成)、アバクロが今2月に“ギリーヒックス”を開発して参入と過熱気味。“ギリーヒックス”は両者とはテイストもターゲットも異なる「Boy Girl」をコンセプトとする洗練されたランジェリー業態で、Tシャツやスウェット、コスメも展開しています。ヘルシ−スウェット感覚からイノセントエロガンス感覚まで巾がありますが何れも繊細かつシンプルで、自社の“ホリスター”“アバクロ”“ルール”を超えて日本では“マウジー”や“エゴイスト”“カリアング”の顧客までカバーしそう。ランジェリーフリークには必見のニューフェイスでしょう。まだ10店舗しかありませんから、見たい買いたい方はwww.gillyhicks.comでチェックしてからお出かけ下さい。 
 危惧されるのがアメリカ人の大味感覚で、ナイーブに洗練された“ギリーヒックス”を理解出来るのは百人に一人か二人ではないでしょうか。日本やフランスならその10倍は解る人がいるでしょうが、米国では成功は難しいと思います。ストアはとても素敵ですが何処へ行ってもお客は少なく、ガランとしていたのが残念です。グローバルモデルと割り切って、早く日本に持って来て欲しいものです(来秋の“アバクロ”日本上陸1号店の銀座店に併設して欲しい)。

 2008/09/16 09:47  この記事のURL  /  コメント(0)

コメントする
名前:
Email:
URL:
クッキーに保存
小文字 太字 斜体 下線 取り消し線 左寄せ 中央揃え 右寄せ テキストカラー リンク


コメント


« 前へ | Main | 次へ »


ブログ内検索
Web 検索
プロフィール
小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

リンク集
更新順ブログ一覧
最新記事

http://apalog.com/kojima/index1_0.rdf
QRコード
アパレル業界の情報満載の「アパレル携帯版」
右のQRコードで読み取ってアクセスしてください。こちらからも自分の携帯URLを送れます。 QRコード
月別アーカイブ