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“H&M”ってショボい

 帰国の翌日からTVの取材(TBSの朝ズバッ)は入るわ今朝はどのワイドショーもかなりの時間を割いて紹介するわで、“H&M”の電波ジャックという盛り上がりぶり。9月発売のファッション誌もことごとく取り上げていますから、メディア操作に相当の巨費を注ぎ込んでいるのでしょう。どのメディアも「嘘でしょ!!」と言いたくなるほど持ち上げていますが、実際はショボい安物を派手なプロモ−ションで売る量販チェーンに過ぎません。バリでもロンドンでもNYでもファッション感性の貧民階級にだけ享けているパッとしない量販店で、上海あたりがベストマッチではないの。中国では成功すると思うけど、品質は限界以下だし大味なフィットは全然かわいくないから、感性の貧民階級が存在しない日本では大空振りしそう。
 今日のお昼前には銀座の第一号店に取材に入ったけど、ディスプレイもスタイリングも超ダサで、畳み皺も露骨な商品には腰が引けてしまいました。メンズはチョイましだけど、レディスは色もフィットもミッシーぽくて凡庸。その割りにはプライスは決して安くなく(“ユニクロ”よりワンライン高い)、これではIYやイオンの方がはるかにましといった代物でした。“H&M”とくらべれば“ユニクロ”様は遥かに高品質で洗練されていると実感させられましたから、“H&M”上陸で再評価され漁夫の利を得る事になるのでは。
 銀座店があんまりショボいので可愛らしいジャパン社長が可哀想になりました。せめて畳み皺ぐらい再プレスをかけ、一流スタイリストを使ってましなスタイリングを見せれば良かったのに、と他人事ながら後悔させられます。店長さんも畳み皺の事は気にしていましたネ。派手な仕掛けで一年ぐらいは持つだろうけど、その後はお里が知れて急速に萎みそう。似たり寄ったりの“フォーエバー21”同様、遠からず撤退という事になるのでは!!
 それにしても、白いものも黒いと斉唱するメディア業界のミーハー振りはファッショそのもの。世界恐慌が現実になろうという昨今、能天気に過ぎると思うのは私だけでしょうか。二世首相の腰砕けぶりを二人も続けて見たのに、またぞろ二世首相を担ごうという自民党のアホぶりにも吐き気がしますが、メディア業界もファッション業界も懲りない人たちですネ!!
 2008/09/11 15:43  この記事のURL  /  コメント(0)

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小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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