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青い海と赤い海
 ブランド別売上や決算業績を俯瞰して『売れ筋後追いの52週継ぎ接ぎMDはくたびれ儲け』と警鐘を鳴らしても、それが体質になった企業はなかなか抜けられないようだが、私は主張を押し付けている訳ではない。そのビジネスモデルが今日では血を血で洗うレッドオーシャンに陥り、巨大ロットでコスト勝負して来るグローバルファストSPA以外は利益が出せなくなったという環境変化を指摘しているだけだ。
 マルキュー全盛の前世期末頃は、時間をかけてオリジナルを自社開発するブランドと売れ筋を短サイクルで追うODMブランドとのバランスが取れ、それぞれに商売が成り立っていたが、リーマンショック直後の「H&M」「フォーエバー21」上陸を契機にファストファッションを真似るブランドが急増して低価格後追い商品の供給が過剰になり、誰も儲からないくたびれ儲けのレッドオーシャンに陥ってしまった。要は需要と供給のバランスであり、時代の環境変化によってブルーオーシャンがレッドオーシャンに転じた訳だ。逆に衰退市場では残存者利益というブルーオーシャン化現象も見られる。『株も商売も逆張りする者に利益が集中する』という経験則は本能的なブルーオーシャン嗅覚に基づくものなのだろう。
 そんな見方をするなら低価格の合皮靴チェーンも厳しく、プレタ専門店や百貨店のコンサバNBなど残存者利益で美味しくなると思うが、貴社の商売は青い海かな赤い海かな?
 2014/02/27 09:42  この記事のURL  /  コメント(0)

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小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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