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六本木ヒルズはショールームストアの宝庫
 某メーカーの直営店を一周する過程で三ヶ月振りに六本木ヒルズを訪れたが、いゃーここはショールーム型ストアの宝庫だと認識を新たにした。法外に家賃が高いためショールームと割り切った店が多くなるのは解るが、これほどまでまでとは思わなかった。
 某メーカーの直営店も売上が家賃に追い付かず店舗損益は大赤字だが、情報発信のショールームと割り切る余裕もなく、何とかしようと検分する事になったのだ。六本木ヒルズはターミナルと較べれば客数は限られるが客質は高く、客単価が取れるMD編成とVMD、販売プロセスを組めば大きく伸ばせる可能性があるが、某店は半分は低単価品に流れセルフな棚割り陳列に終始して客単価が低迷していると見た。
 同じフロアにタオルメーカーの直営店が在るが、こちらは良い意味でショールーム型VMDに徹しておられる。品質を追求した高単価品を各色各一で美しく陳列して丁寧な接客でまとめ買いやギフト需要を訴求しているが、オンラインショップと連携したオムニチャネル販売を仕掛ければもっと売上を伸ばせるに違いない。
 そんな視点で六本木ヒルズを見渡せばオムニチャネル販売で売上を伸ばせそうなショールーム型ストアが幾つも見つかるが、ショールーミングによる売上流出に怯えるデベとしては課金出来ないクリック売上を助長する営業サポートに動くはずもなく、せっかくのポテンシャルが埋もれたままになっている。
 法外な家賃を取っているのだから、せこい事は言わずにテナントのオムニチャネル販売を支援し、ショールーミングを上回るウェブルーミング集客で売上が伸びればよいと大きく構える度量を見せて欲しいものだ。もしそうなれば、六本木ヒルズはオムニチャネル戦略で立地の制約を超える商業施設の最初の成功例となるに違いない。
 2014/02/24 09:27  この記事のURL  /  コメント(0)

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小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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