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ウェンディーズまたも撤退か!
 二年前の開店以来、三日に空けず愛顧して来たグルメバーガーの「ウェンディーズ」表参道店が年末の30日21時をもって閉店してしまうと聞いて、日本は食の感性も退化しているのかとガックリ肩を落としている。フラッグシップであり記念すべき再上陸一号店でもある表参道店を閉めるからには日本撤退も検討されているに違いない。
 パテもバンズも量販バーガーチェーンとは雲泥の差で、これを食ったらMなんて二度と食えなくなるほど美味しかったし、パフェ類も下手なスウィートブティックに負けないほどデリケートに美味しかったのに、なんで閉店するんだと経営の下手さを詰りたくなる。‘高級バーガー’と言っても他社と較べるべきベーシックバーガーのレギュラーサイズなら180〜320円ぐらいだから(百円Mとは次元が違う)、めちゃ美味いパフェと合わせて500〜700円でデザート付きランチが楽しめる抜群のコスパだったのに、違いの解る客も少なかったのだろうか。
 通い詰める中、いつも思っていたのは、カウンターの女の子がコロコロ変ってオペレーションが安定せず、5〜6人も並ぶと待ちが長くなってしまう運営の稚拙さだったし、メニューを替えてみたり色々とキャンペーンを仕掛けたりと試行錯誤も目立っていた。そんなことより致命的だったのは出店立地選定の迷走で、表参道は一本路地裏だし、六本木や曙橋は一昔二昔前の立地で、この三店舗で売れないからといって音を上げるのは、ちょっとどうかと思う。外資SPAが揃うような都市型のららぽーとやイオンモールなどに出店していれば、今時は100店舗になっていたかも知れない。
 かつてのダイエーやゼンショーの時代も相当にピントが外れていたが、二年前にヒガ・インダストリーズと組んで再上陸したウェンディーズ・ジャパン合同会社も時代ズレした出店戦略で行き詰まってしまった。ずば抜けて美味しくイメージも良くコスパも許せるウェンディーズなのに、経営陣がアホなのか日本の消費者が退化しているのか、こんな結果になってしまった。三井不動産さんでもイオンさんでも三菱地所さんでも、どうかウェンディーズを引き継いでくれませんか!
 
 2013/12/19 09:28  この記事のURL  /  コメント(0)

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小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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