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必然の成功に注力せよ

 ファッションビジネスの消長を見ていると『企業は偶然に因って成功し必然に因って自滅する』というジンクスを実感します。新たなブランドが当たるかどうかは大なり小なりギャンブルと言わざるを得ませんし(実際、大手企業による新ブランドでも離陸率は2〜3割に留まっている)、大枚賭けたメディア露出の仕掛けも人気沸騰に繋がるとは限りません。商品企画やブランディングは時流に左右される水物という性格が強く、成功するか否かは結果論というのが実態でしょう。しかし、MD展開やその売場表現たるVMD、配分・店間移動・再編集といったロジスティクスはテクノロジーとプロセスマネジメントの世界ですから、最新の技術で緻密に組めば確実な成果が期待出来ます。
 ところが、大部分のファッションビジネスはこれらマーチャンダイジングからロジスティクスまで一貫するプロセスが未整備で、個々の技術も自社の経験則に頼っているのが実態です。情況に流されて右往左往するうちに深夜まで業務が及ぶという姿が一般的でしょう。これでは当たる商品企画も活かし切れないのではないでしょうか。きちんとプロセスを整備すれば残業は無くなり、チャンスにも即応出来るはずです。
 当社は企画会社ではありませんからギャンブルな商品企画は提供していませんが、マーチャンダイジングからロジスティクスに至るプロセス設計とその実行に必要な最新技術を、個々の企業に最適にアレンジして提供しています。VMDもマーチャンダイジングからロジスティクスを一貫する在庫運用・陳列表現技術として位置付け、ブランディングに繋がる洗練された技術体系を確立しています。オリジナルなソースに基づいてテクニカルなMD展開計画を組むというマーチャンダイジング業務(商品企画ではありません)も卓越した水準と自負しています。偶然の成功ではなく必然の成功をもたらす事が当社の使命なのです。
 かつてないほどの逆風に業界が晒される中、偶然の成功に頼るリスクはあまりに大きく、必然の成功に注力すべき時と思われます。
 
 2008/07/24 14:18  この記事のURL  /  コメント(0)

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小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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