« 前へ | Main | 次へ »
当社はビジネススクール

 募集していたレディス担当MDコーディネーターがようやく決まり、肩の荷がひとつ降りました。109系ブランドでデザイナーをしていた美大出のお嬢さんで、当社の希望にピッタリの方です。残るはメンズ担当ですが、どなたか適切な方がいらっしゃいませんか(男女不問、詳細はこちら)。商品企画やバイヤーの経験があって“アバクロ”の味が解るカジュアル大好きな方が来てくれると嬉しいのですが。
 一連の募集で何人かのデザイナーを面接しましたが、お勉強のチャンスを与えられていない人が多いのは意外でした。僕らの若い頃はデザイナーもバイヤーも毎シーズン、パリ/ロンドン/ミラノやNYを視察するのが当たり前でしたが、何年も勤めて一度も無いとか一度だけとかいう人ばかりで、ちょっとビックリ。コレクション報告セミナーも毎回は行かせてもらえないと聞いて、もっとビックリ。インプットしないでアウトプットばかり求める企業側の姿勢には疑問を感じました。
 せっかく専門教育を受けた人達がきちんとした研修や視野を広げる機会を与えられず、一番伸ばせる若い時を浪費してしまうのは可哀想と言うしかありません。技術を体系的に教え視野を広げる機会を与えれば、意欲のある若い人はしっかりとステップを登って行くものです。2〜3年も磨けば蝶に化ける人も出てくるでしょう。それが楽しみでMDコーディネーターを育成しているのかも知れません。
 当社で東京ローカルからパリ/ロンドン/ミラノ/NYまでマーケットとブランドを見る目を養い、スタイリングとMDを組み立てる技法を毎シーズン積み上げて行けば、MD/バイヤーはもちろんディレクターにも化けられます。感性の画素数も桁違いに高密度になるでしょう。当社は真っ当な給与を支払ってMDのプロを育てる希少なビジネススクールなのかも。
 2008/07/22 09:51  この記事のURL  /  コメント(0)

コメントする
名前:
Email:
URL:
クッキーに保存
小文字 太字 斜体 下線 取り消し線 左寄せ 中央揃え 右寄せ テキストカラー リンク


コメント


« 前へ | Main | 次へ »


ブログ内検索
Web 検索
プロフィール
小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

リンク集
更新順ブログ一覧
最新記事

http://apalog.com/kojima/index1_0.rdf
QRコード
アパレル業界の情報満載の「アパレル携帯版」
右のQRコードで読み取ってアクセスしてください。こちらからも自分の携帯URLを送れます。 QRコード
月別アーカイブ