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VMDの内外格差を解消したい
 巷に溢れる国内ブランド/ストアが一部の人気ブランドを除けば同質化して見えるのに対し、外資SPA/ブリッジブランドは店頭から一見してそれぞれのキャラがはっきり見える。その本質的な差は計画的なコレクションMDと売れ筋後追い継ぎ接ぎMDの違いなのだろうが、ブランド固有の「定数定型」な什器レイアウトや陳列手法が確立されているか否かも大きいと思う。もちろん外資といってもファストファッション系は派手なディスプレイで継ぎ接ぎMDを化粧している量販店でしかないし、ラグジュアリー系でも「定数定型」な什器レイアウトや陳列手法が確立されていないブランドも少なくない。豪華だけどスタイルが決まらない虚仮威しの店舗という感じがする。
 「定数定型」の什器レイアウトと陳列手法は「Gap」や「Holister」などデジタル型の米国式が解り易く多店舗の運用も容易だが、「アンテプリマ」や「エミリオプッチ」などアナログ型の欧州式も運用にセンスとスキルを要するもののアートな魅力は捨て難い。低〜中単価SPAはセルフ販売のデジタル型、高単価ブリッジ〜ラグジュアリーブランドは接客販売のアナログ型というのが定石だが、中単価でも部分的に後者を組み込むメリットが指摘される。
 両者の具体的なレイアウトや陳列手法を説明するには多量の事例が不可欠だから欧米日亜の注目店を徹底して取材して来たが、国内ブランドには好例がほとんど見られない。MDとVMDが一体のパターンを確立してストアをブランディングするという欧米ブランドビジネスの常識がどうして我が国には定着しないのだろうか。そんなバラック状態のままアジアに進出してもブランドとして認知されないし、国内でもVMD体系を確立してブランディングする欧米勢に太刀打ち出来ない。
 そんな格差を解消すべく、グローバルに通用するVMD技法とストアプラン技法を体系的に提示するのが11月14日(木)に開催する「ブランディングVMD&ストアプランゼミ」なのです。近年の研究を集大成した「完成版」として、事例画像やレイアウト図面を駆使してビジュアルに解説したいと思います。
 2013/10/25 16:41  この記事のURL  /  コメント(0)

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小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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