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ウィゴーとスピンズに注目
 日本的ファストファッションたるマルキュー世界は外資ファストファッションに押しまくられて衰退が止まらないが、ユーズド風ストリートカジュアルからファストファッションに化けつつある「ウィゴー」と「スピンズ」が元気だ。今秋立ち上げでもマルキューブランドやヤングカジュアルブランドに新鮮ルックが見当たらない中、オオッ!と目を惹くトレンドルックを「H&M」を下回るチーププライスで打ち出している。
 店舗数の限られるファストファッションなのだからODM調達なのだろうが、これほどエッジの効いたトレンド商品をびっくりするようなチーププライスで打ち出せるのは業界に知られていない未知の技があるに違いない。コーディネーター達に聞いたところ、買い叩いたデッドストック素材の活用やデッドストック製品のリメイクが背景にあるのではとの事(ここではデッドストックを広義に捉えたい)。
 古着はモード志向や奇麗目トレンドに圧されて一時の勢いを失ったが、古着屋チェーンの一部はユーズド風ストリートカジュアルSPAに転身し、その中でもエッジーなストリートトレンドを訴求するブランドが特異なファストファッションに変貌しつつある。デッドストックのリメイク手法やユーズドで培った編集力をSPAに持ち込んだ濃い味のMDはエッジーだった往時の「TOPSHOP」や「KILIWATCH」に通ずるものがある。
 平凡なOEMやODMに流れる最近のセレクトSPAに較べれば、ユーズド系SPAの商品開発手法は一工夫も二工夫もされている。商品開発手法もMD編集手法もまだまだ研究すべき余地がある奥の深い領域だと思う。
 2013/08/22 10:52  この記事のURL  /  コメント(0)

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小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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